今週の展示は、種田智典さんの「接点/交錯」と、佐藤志保里さんの「蒼い夏夜」です。
http://www.placem.com/schedule/2011/20110808/110808.html
メインギャラリーは種田智典さんの「接点/交錯」
種田さんにお話を伺ったところ、この写真は自分の身の周りにある「気持ち悪いもの」と言う答えが返って来ました
日々の日常の中で出会った感覚的に違和感を覚えたそれは、生と死が描写されていて、まさにただならぬ雰囲気になっています。
デジタルカメラで日常を撮りまくり、自分の見せたいポイントをクローズアップさせるためにトリミングされた写真は荒れまくっていますが、種田さんが感じた「気持ち悪いもの」は写真の力を感じさせてくれます。
ミニギャラリーは佐藤志保里さんの「蒼い夏夜」
15才の夏の夜。彼女が見たものは、木立の中に潜む、ざわざわとした気配です。
あまりにもピュアな心象風景でありながら、デジタルカメラはしっかりと今を記録しています。
夏の日の思い出としては、あまりにも生々しい。そんな不思議な作品になったのはなぜなのかは秘密です。
M2ギャラリーでは、9日(火)から根本真一郎さんの「ペスト」が始まっています。
根本さんにタイトルの意味を尋ねたところ、作品そのままの雰囲気ですと答えが返って来ました。
そんな根本さんの写真展は、「女の後ろ姿」、「パチンコをする男」、「一つ目の猫」、とかなり撮りためた感じのするスナップ写真です。
病にかかっているのは、根本さんではないかな?と僕は思ってしまいました^^
写真の病は強力です。全てを犠牲にして現実を撮りおろした凄みが感じられます。
今週のPlace Mはまたおもしろい写真が並びました。
病気にかかった男達と、15才の夏の日の夢をぜひご覧下さい。
【フェニ丼】
2011年08月09日
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