http://placem.com/schedule/2010/20100927/100927.html
西岡さんは中国に5年間かけて10回以上中国に通い、今回の作品をまとめたそうです。
プリントをセピア調色してあります。
元々、展示のイメージが出来上がっていて、色々な調色を試しイメージに近づけて行ったそうです。
粒子がはっきりとして、コントラストの強い写真に色が合っています。
温度、時間、印画紙の乳剤ののり具合によって色の出方が違ったり、
作業は大変だったそうですがセピアの中にも緑系やオレンジのような色を見つけられて、
写真の内容に合わせて色付けしたのだとわかります。
中国の各地をまわり撮った写真は、人や街、道などが写っていますが
旅行に行った時の、浮ついたわくわくした気持ちを撮ったものでは全くなく、
そのどれも落ち着いていて淡々としているように見えます。
しかし、奥には写真に対するこだわりと、熱いものを感じられます。
中国だけでなく、もっと色々な場所や場面を見てみたいと思える写真達です。
【カヤック】
