2010年01月04日

1月4日からの展示

今週の展示はありせさくらさんの「あの日の空」です。

http://www.placem.com/schedule/2010/20100104/100104.html


ありせさんの作品は広島・長崎へここ4年ほど通って撮ったものです。

元々電車の旅が好きで、宮島(厳島)神社へ行きたくて広島まで足を延ばしたとか。

たまたま入った原爆の資料館で、期せずして大泣きをし、そのあとの旅が続けられなかったそうです。

帰京後、「知らなかった」ということにショックを受け熱を出すほどでした。

それがこの写真を撮り始めるきっかけになりました。

しかしだからと言って、ただ重たいテーマとして取り上げるのではなく、普通に生活をしてお酒も飲んで、楽しい時間も過ごしている現代人として、時々60年前の出来事に思いをはせ忘れないようにしたいという思いで撮っているそうです。

それが、「カラーとモノクロを混ぜ重苦しくならないようにした」というありせさんの言葉に滲んでいますし、その眼差しはことさら悲劇を誇張することなくむしろ爽やかにすら思える風景として捕らえています。

広島や長崎は多くの有名な写真家がすでにいろいろな作品を発表しています。だから、自分はただそこにあるがままを写そうと、地元の方達と積極的に会話をして、忘れちゃいけないということを自分に言い聞かせて撮り続けているそうです。
20100104.jpg
【眼撮ーる】
posted by PlaceM at 19:16| Comment(0) | TrackBack(1) | 展示
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/34554765
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

ありせさくら写真展「あの日の空」が始まりました。
Excerpt: placeMのスタッフブログに、ありせさくら写真展のことが紹介されています。 プリントは瀬戸正人さんが直接焼いたものだそうです。。 http://staffblog.placem.com/..
Weblog: 須田一政塾ブログ
Tracked: 2010-01-05 07:33