2009年03月02日

3月1日からの展示

今週は吉行耕平氏の写真展「公園 1971-1978」を開催しています。
本日3月1日、18時からはオープニングレセプションがありますので是非ご参加ください。
http://placem.com/schedule/2009/20090302/090302.html

しっかりとマッティングされ、額に収められたモノクロプリントのお値段はなんと百万円近いらしい。。。
展示は慎重に行われ、ギャラリーの雰囲気もキリっとしています。

鬱蒼とした茂みの中に群がる人々、やる人、覗く人、触る人。

「非日常的に見える風景ですが、これも日常なんです。昼間に同じ場所に行くと家族がいたり、また違う日常があるんですね。」

と吉行氏。

衝撃的な写真なので、いかにも「非日常」的に見えてしまい、そこにばかり目がいきがちですが、改めて見ると、「日常」を写真で切り取ること、そして「日常」をも「非日常」的に写せる写真の不思議さを実感できます。
なにを「日常」とするか。それを「日常」とする自分とはなにか。写真を通して考えられます。
吉行氏は「昼の日常」と「夜の日常」の間を自由に飛び、写真で結んでいるように見えます。

また、写真一枚一枚が持つ様々なエピソードも大変面白く興味深いですよ。
絡み合う男女の訳、覗き屋のコツ、ホモとホモ予備軍、警察、なんで靴脱ぐの?、なんで気付かれないの?、外国人、雨降り、現代にはいないの?などなど。
続きはトークショーで聞いてみてくださいね。
ニューヨークのギャラリーと日本の写真家の繋がりなど、ご自身の活動に関する詳しい話も聞きます。
http://www.placem.com/talkshow.html (トークショーページ)

PlaceMのご近所、蒼穹舎さんでは吉行氏の新シリーズ「沼」を展示中です。(3月8日まで)
豪雨のなか撮影したという、深い「沼」。
ギャラリーをハシゴですっ。
http://www.sokyusha.com/gallery/20090223_yoshiyuki.html (蒼穹舎)

【カヤック】
20090301.jpg
posted by PlaceM at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示
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