2010年09月06日

9月6日からの展示

今週の展示は西村勇人さんの『No Curiosity, No life』です。

http://www.placem.com/schedule/2010/20100906/100906.html

写っている人は、全て現役の研究者だそうです。

西村さん曰く研究者も写真家と同じ様にそれぞれのテーマを持って、自分の中の鉱脈を探すように何かと向き合っているのだそうです。

そして多くの場合、期限限定の任期制での研究で、2〜3年の間にその成果を見出せなければ次の就職先が無いという、ぎりぎりのところで取り組んでいるのだそうです。

変革をもたらす様な研究、ノーベル賞級の研究の多くは30代から40代での仕事だそうですが、そうした研究をサポート出来る環境が整っていないのが現状です。

西村さんは、こうした若手研究の応援をしたいという想いを込めてこの作品を制作しました。

この作品に写っている研究者の中には、教科書を塗り替えてしまうような研究もあり、またノーベル賞に近い研究もあるようです。

我々凡人にはなかなか理解し難い世界ですが、明日を変えてしまうかもしれない生身の顔がそこに写っています。

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【眼撮ーる】
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2010年08月31日

8月30日からの展示

今週の展示は川口和之さんの DISTANCE 2007-2010 です。

写真がラムダプリントで大きく引き伸ばされ、大胆に展示されています。
カメラの性能も知り尽くし、展示の経験も豊富な川口氏の写真ですが、安心して鑑賞できると言うか、写真に落ち着きを感じます。

日本の市場の中にある商店を写したもの、裏路地や下町風の写真もあります。
金物店、八百屋、帽子屋、洋品店・・・店主らしき人が所狭しと並ぶ商品と一体化し店に佇みこちらを向いていますが、なんとなくその光景が現実感の無いものに見えます。
長時間露光で撮影した効果で細部まで描写された画と、洋服などの商品や草木が揺らいでいる対比が、夢想しているような感覚を一層引き立てています。

路地の湿り気、市場の空気がそのまま付いて来たようですが、ギャラリーの空気とは混ざり合わず、そこに存在していることを毅然と表している気がします。

【カヤック】
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2010年08月23日

8月23日からの展示

今週の展示は渡辺和憲さんの「MocMoc」と浅井孝秋さんの「不確かな地図III」です。

http://www.placem.com/schedule/2010/20100823/100823.html

メインギャラリーは、渡辺さんの「MocMoc」です。

渡辺さんは写真を本格的にやろうと思ったとき、たまたま出合ったデジタルカメラDP2の描写の面白さに魅せられて雲を撮りはじめたそうです。

形を強調したいといろいろ試していくうちに、彩度を上げていくと自分のイメージに近づいたそうです。

その雲たちは何か生き物のようでもあり、彫塑のようでもあり、雲を見ているというより渡辺さんのの頭の中からMocMocと湧き出てくるイメージのようでもあります。



ミニギャラリーは浅井さんの「不確かな地図III」です。

浅井さんこのシリーズのテーマは浅井さんの頭の中にある不確かな地図をたどることのようです。

いつも撮影する場合は、出発地点と帰着地点だけを決めて歩き続けるそうですが、ほとんどの場合決めた場所にたどり着かないとか。

不確かな地図をたどる旅が何処に向かうとしているのか、その先は浅井さんにもまだ分からないのでしょう。

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【眼撮ーる】
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2010年08月16日

8月16日からの展示

今週の展示はシャオミンさんの「中国 大連」と濱浦しゅうさんの「水無月」の展示です。

http://www.placem.com/schedule/2010/20100816/100816.html

メインギャラリーは、シャオミンさんの「大連 Dalian」です。

大連と撮影した11枚の写真です。

町の様子を写している写真は、少し寂しげな印象をうけます。それは、地域的なものなのか、気候的なものなのか、それとも作者の心情的なものなのか、写真を見ながらゆっくりと問いかけてみたくなります。

小ギャラリーは、濱浦しゅうさん「水無月」です。

ある場所に数日間通って、集中的に撮りおろした写真だそうです。

濱浦さんは、断続的にミニギャラリーで発表を続けていますが、被写体が異なれども、溶け出してしまいそうな危うい感じが共通しています。今回は、夜の闇の中に消えていきなうな不思議な感じを見る側に与えています。

【Big Wave】

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2010年08月09日

8月9日からの展示

今週の展示は田代信之さんの「言葉なき歌」と松島未来さんの「Webcam」の展示です。

http://www.placem.com/schedule/2010/20100809/100809.html

メインギャラリーは、田代信之さんの「言葉なき歌」

心に染み渡る、モノクロプリント作品です。

田代さんが写真の中に見たいもの。

それは、目の前に何もないのに、何かが語られているようなもの。

タイトルにもその思いは表れています。言葉では語れない何か。

3年前の展示も素晴らしいものでしたが、今回はさらに素晴らしい写真になっています。

田代さんが3年の月日の中で見つめ続けたものが、写真となって現れています。
こう言うのが、写真って言うんですよね〜。


ミニギャラリーは、松島未来さんの「Webcam」

インターネットのライブチャットのモニタの映像を接写した作品です。

完全にプライベートな空間で世界中の人たちが無意識の表情を浮かべています。

松島さんになぜこの写真を撮り始めたのか理由を聞いたところ、ほとんど外に出ないからと言う答えが返ってきましたw

ほとんど外に出ない部屋の中から、全世界の人たちにカメラが開かれて、無表情な表情が採集されていく。
この世の果てを見る気がします。

展示が難しかった際どい写真はブックで楽しめる様です。

今週のPlace Mの展示は、見逃すと損しますよ!
田代ファンのフェニ丼より。
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【フェニ丼】
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